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うちのホームページはどーなってるんだ!
Vol.001 発行/2002.09.24
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▼ エクセルで作るホームページ成績表 第1回
筆者/石井研二
企業ウェブマスターは相変わらず忙しく、なかなかサイトを冷静に見る時間があ
りません。企業ウェブマスターはビジネスの専門家であっって、ホームページや
コンピュータの専門家でないことが多いので、自社のサイトの管理だけでも、な
かなか大変な仕事です。
そこで、これから何回かに渡って、サイト管理の基本技をじっくり身につけてい
ただくことにしましょう。使うのはおなじみのエクセルだけ。しかも、ほとんど
何の機能も使いません。作表だけです。
ウェブマスターにまず覚えていただきたいのは、自分のサイトの構造です。これ
が分からないと、来訪者がどこから来て何を探しているのか把握できません。で
も外部の会社に制作を依頼したりすると、自分でファイル構成が分からなくなっ
てしまいがち。
これはかなり大きな経済的損失を招きますから、まずはきちっとエクセルで整理
しましょう。
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■1)ページのファイル順序をエクセルで再現しましょう!
では、エクセルを立ち上げましょう。新規作成を選んで、白紙のワークシートが
開きましたか? では、第1行の最初(A-1)に「URL」と記入し、その下(A-
2)に実際のURLを記入してください。
URL
http://www.kaisha.co.jp/
という具合です。この「/」はスラッシュと読みます。スラッシュで終わってい
るのは、トップページのファイル名を省略してもアクセスできるようにサーバー
が解釈してくれているおかげです。本当はトップページには当然ちゃんとファイ
ル名がついているわけで、多いのは、index.htmlとか、index.htm、
default.htmlといった名前です。
トップページのファイル名が分からない場合は、手元に保管しているホームペー
ジのデータフォルダを開いて、こんな名前のファイルがないか見てください。
確認のためには、インターネットエクスプローラーやネットスケープなどのブラ
ウザソフトのアドレス欄に
http://www.kaisha.co.jp/index.html
と見つけたファイルの名前を使ってアクセスしてください。無事トップページが
表示されたら、正解です。もし「404 Not found」見つかりません、なんていう
表示が出たら、ファイル名がindex.htmlではなかったということです。
トップページのURL(ファイル名)が確認できたら、エクセルに戻って、B-1に
「第1階層」、B-2に「index.html」とトップページのファイル名を書きます。
URL 第1階層
http://www.kaisha.co.jp/ index.html
左から右へ記入内容を拾っていけば、ちょうどそのページを見ているときにブラ
ウザのアドレス欄に表示されているのと同じ表記になるように、以下のファイル
についても書き加えていきましょう。例えば会社案内のトップページのURLが、
「http://www.kaisha.co.jp/profile/index.html」だとすると、
URL 第1階層 第2階層
http://www.kaisha.co.jp/ index.html
profile/ index.html
と、階層を追って順次、C列、D列を使っていきます。
リンク先を順にクリックして漏らさず見ていけば、いわゆるHTMLページについ
ては、すべてこのやり方で表にすることができるでしょう。
右端に注釈を書いて、どのページが何のページか分かりやすくします。
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いったん、以下をこのサンプルの完成品として、説明を続けていきます。
▼図1-1「HTML構成表」
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URL 第1階層 第2階層 注釈
http://www.kaisha.co.jp/ index.html トップページ
news.html 最新情報
profile/ index.html 会社案内トップ
aisatsu.html ごあいさつ
gaiyou.html 会社概要
contact/ index.html お問い合わせ
products/ p_A01.html 商品A 紹介
p_A02.html 商品A スペック
p_B01.html 商品B 紹介
p_B02.html 商品B スペック
price/ index.html 料金一覧
shop/ index.html 購入フォーム
thankyou.html ありがとうページ
cgi-bin/ shop.cgi 受注プログラム
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さて、この構成を見て何か気付くことはありませんか?
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■2)ページ構成表で気をつけるべきポイント
図1-1でまず強調したいのは、すべてを書くことです。例えば一番下の行に受注
プログラム(cgi-bin/shop.cgi)も書いてあります。注文が終わったら表示する
ありがとうページ(shop/thankyou.html)も忘れずに書きます。
ありがとうページはフォームに記入して送信しないと表示しませんから、意外に
内部の人間は存在を忘れていて、デザイン改訂の時に取り残されたりします。
アクセス数を見るときには、
● 「shop/index.htmlのアクセス数」−「cgi-bin/shop.cgiのアクセス数」
が、実際に送信ボタンが押された回数ということになります。
では、
● 「cgi-bin/shop.cgiのアクセス数」−「shop/thankyou.htmlのアクセス数」
は何を意味するでしょう?
そう、cgi-bin/shop.cgiのアクセス数はエラー送信の回数も含まれるので、実際
に成功した送信(受注)の回数は「shop/thankyou.htmlのアクセス数」に現れ
ます。その差は、エラーの数。記入漏れなどがあったことをプログラムが警告し
た回数です。これがあまり多いようだと、shop/index.htmlの購入フォーム自体
をもう少し親切に作り直したほうがいい、ということになるでしょう。
*****
その他に気付くのは、スラッシュの後には「index.html」という名のファイルが
続いていることです。こうすれば、来訪者が/終わりの短いURLでアクセスできる
ので、来訪者にアクセスしてもらいやすいホームページと言えます。
とすると? そうです。「prodacts/」の右に「index.html」がありません。こ
れでは、「http://www.kaisha.co.jp/products/」という略URLでアクセスさ
れたとき、変なものが表示されますのでご注意ください。
「そんなこと言っても、商品Aをindex.htmlにして商品Bをp_B01.htmlとするの
は、何だかアンバランスじゃないか」
その通り。そういう場合は、商品Aはp_A01.htmlにして、index.htmlという名
前では「商品一覧」を置いておくといいでしょう。これも図1-1のHTML構成表に
追加して、棚卸しのときにこのページの改訂を忘れないようにしましょう。
*****
「今回の改訂にどれだけのHTMLが関わるか」ということを余さずリストアップで
きなければ、必要な制作費がカウントできないのです。
カウント、ということで言えば、自社サイトにどれだけのページがあるかを把握
しておきたいので、HTML構成表には通し番号を打ちたいところです。
エクセルでA列の「A」のところをクリックすると、A列全部を選択できますから、
「挿入」メニューから「列」を選んで1列増やしましょう。「URL」という欄が
B-1に移動して、空っぽのA-1が生まれましたから、そこに「No.」と記入します。
A-2に「1」と半角で数値を入れたら、そこから最後の「shop.cgi」の行まで、
縦にA列をすべて選んで、「編集」メニュー→「フィル」→「連続データの作成」
を選びます。表示される画面で「OK」をクリックすると、A列に通し番号が入り
ます。
*****
一番注意しなければならないのは、フレームを使ったホームページです。これは
トップページのURLが表示されたまま、ブラウザのアドレス欄に変化が起こりま
せん。1ページを見ているつもりで、複数のHTMLを同時に呼び出しているので、
扱いに注意が必要です。たとえば、
┏━━━━┓
┠┬───┨
┃│ ┃
┃│ ┃
┗┷━━━┛(必ず等幅フォントで見てください)
こんな風にフレームで区切られたページがあるとしましょう。すると、
index.html トップページ(フレーム定義だけが書かれている)
index_upper.html トップの上フレーム(ロゴとナビゲーション)
index_left.html 左下フレームのナビゲーション
index_main.html 右下フレームのコンテンツ
という形で、1つのページを見ているだけで、4つのHTMLを同時に見ていること
になるのです。
*****
さて、上記のproducts/index.htmlと通し番号を加えて、HTML構成表を完成し
ておきましょう。
▼図1-2「HTML構成表 完成版」
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No. URL 第1階層 第2階層 注釈
1 http://www.kaisha.co.jp/ index.html トップページ
2 news.html 最新情報
3 profile/ index.html 会社案内トップ
4 aisatsu.html ごあいさつ
5 gaiyou.html 会社概要
6 contact/ index.html お問い合わせ
7 products/ index.html 商品一覧
8 p_A01.html 商品A 紹介
9 p_A02.html 商品A スペック
10 p_B01.html 商品B 紹介
11 p_B02.html 商品B スペック
12 price/ index.html 料金一覧
13 shop/ index.html 購入フォーム
14 thankyou.html ありがとうページ
15 cgi-bin/ shop.cgi 受注プログラム
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どんなにページ数がたくさんあるホームページでも、これを一度作って見ておけ
ば非常に役に立ちますので、ウェブマスターになったら最初の仕事としてこれを
作成するようにしましょう。会議で「うちのホームページはどーなってるんだ!」
という声を聞かないうちに...
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次回はこの構成表を使って、どのようにサイトを管理していくか、生かし方を見
ていきましょう。
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【筆者プロフィール】
石井研二(いしい・けんじ) 61年生まれ。有限会社いなかどっとコム代表。
95年から企業ウェブ構築/リニューアル、効果分析で実績を残す。
アクセスログをエクセルで読むのが趣味。
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