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うちのホームページはどーなってるんだ!
Vol.004 発行/2002.10.15
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▼ サーチエンジンとホームページ 第1回
「アクセスを増やすのはコソクなテクニックではありません!」
筆者/石井研二
多くの企業ウェブマスターはサーチエンジンを軽視しています。サーチエンジン
の重要性というのは見えにくいので多少仕方がないのですが、どうも多くの方が
「サーチエンジンで目立ってアクセスを増やすなんてコソクな手段だ」と思って
おられるようです。
まあ一応は登録とかするけれど、それに一生懸命になるというのはどうも自分の
本業とは違う、いいホームページならそんなことしなくても人が来る、もっとバ
ナー広告なんかの方がウェブマーケティングの王道である、というように考えて
おられるようです。
「ちゃんと登録すれば、まあ多少の成果はあるのかもしれないけど、それほど重
視するようなことでもないし...」といった感覚があるようです。
多くの企業サイトの実態をお話しましょう。
■どうやってサイトは発見されているか?
今、私がログ解析を通じてはっきり分かっているのは、「今の来訪者は、トップ
ページから入ってこない」ということです。昔はほとんどの来訪者がトップペー
ジからやってきました。しかし今は、トップから訪れるのはせいぜい4割。
先日解析を行なった企業では、トップページに最初にやってきた人が、全体の17
%しかありませんでした。
他は、もっと別のページからアクセスを始めるのです。一度もトップページを通
らずに、訪問を終える人も珍しくはありません。むしろ、少ないクリック回数な
のですから、トップなどへ行かずに、直接見たいページだけを見てもらった方
が、サイトにとってもありがたいことです。
では、来訪者はどうやってホームページを見つけているのでしょう? その手段
としてよくあるのは、
1)直接ホームページのURLを入力して
2)広告や、商品ラベルなどを見て
3)他のサイトからリンクをたどって
4)その会社からメールマガジンなどを受け取って
5)友だちに「このサイト、面白いよ」と勧められて
6)サーチエンジンで見つけて
といったところでしょう。なんだか読者アンケートみたいな感じですね。
(1)(2)はほとんどがトップページ、ブランドのトップページへ到着しま
す。(3)も、「リンクを張っていいのはトップページだけ」というリンクポリ
シーの会社が多いですね。(4)はメルマガの性質によりますが、同じメルマガ
の中で、トップページに行くリンクと、本文記事ページへ行くリンクの両方が書
かれていることが多いのではないでしょうか。(5)もトップページを勧める場
合とコンテンツページを勧めるのと、両方あるでしょう。(6)についてはあと
で詳しく説明します。
この中で(1)や(2)は、やはり有名企業・大企業ということになるでしょ
う。ご自分のアクセス行動を振り返っていただければすぐに思い当たると思いま
すが、有名な会社であれば、あてずっぽうでも、www.会社名.co.jpか.comとブ
ラウザに入力すれば出てくるものです。
(3)(4)(5)(6)は大企業に限りません。知名度もあまり要らないし、
広告などを大量に投入してコストをかける必要もないことです。でも、(3)多
くのサイトがリンクをしてくれている、というのも、(4)メールマガジンを発
行してどんどん人を呼ぼう、というのも、(5)友だちに勧めよう、と思わせる
のも、それなりに活発に運営しておられるサイト、ということになるでしょう。
(1)と(2)はお金の問題がありますが、(3)以降の策は、あらゆる企業に
講じていただきたいものです。成功したい、とお望みなら、まずはこれらを行な
うべきで、具体的な方法については回を改めてご説明します。
■コソクな手段?
と、ここまで書くと聞こえてくるのは、「それが有効なのは分かったけど、内容
の充実の方が先決ではないか?」「そんなにしてまでアクセスを集めるのは、な
んか『なりふり構わず』って感じでイヤですね」といった声。
私はここで「なりふり構わずアクセスを増やすコソクなテクニック」を解説して
いるのではありません。これらを考えることは、必ずサイト内容の充実にもつな
がってきます。
これまでサイト内容の充実というのは、来訪者のニーズを考えない、企業側のこ
だわりだけで行われてきたと思うのです。載せたい情報を載せること。もちろん
それは大切な作業なのですが、世の中のニーズとすれ違いが生じていたのも事実
です。
非常に充実した商品説明サイトなのに、Q&Aが5項目しか載っていなくて、ユー
ザーを落胆させているサイトはたくさんあります。写真ばかりで詳しい説明のな
い商品説明、逆に、写真は重いからという理由で文字を重視し、来訪者が見たい
と思う写真が載っていなくて敬遠されているサイト。
多いのは、社内の力関係で、インターネット以外で力を持っている(販売チャネ
ルが充実している)商品ばかりがサイトで大きく取り上げられていて、ネット以
外にチャネルがない商品が見られにくい場所に追いやられているサイト。
少し具体的に言いますと、保険会社のサイトなどいつも思います。女性のための
優れた特典や補償をもった保険があるのに、そういうのは保険会社のサイト上で
はとても目立たない場所に掲載されています。大きな場所を占めているのは、た
くさんの外交員さんが販売している、テレビでもがんがん宣伝している大型商品
のことばかり。ネット上では「女性 保険」といったキーワードで検索する人が
山のようにいるのに、保険会社は大きな機会損失を犯しています。
そうした特徴的な商品は
1)他で情報収集できないのでネットで情報収集する率が高い
2)実際ネットでよく売れる
3)そのサイト全体のイメージにいい影響を与える
のですが、どうも実際のサイトではうまく扱われていません。
どうやってサイトを発見しているか、という問題は、サイトの内容の充実方針に
大きな影響を持ちます。アクセスを増やす、というのは中身と切り離されたテク
ニックではなく、アクセスが増える内容を持つ、という順序で、きわめて王道の
サイトづくりと言えるでしょう。
来訪者の声に耳を澄ませて、求められる情報を掲載し、内容を吟味していく。こ
れこそがウェブマーケティングなのです。
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サイトが発見されるための6つの方法、ご理解いただけましたか?
次回からいよいよ、どんな会社でもできる「サーチエンジン」の生かし方
について解説してきます。サーチエンジンを生かすことは
サイトの内容自体をより良いものにすることに必ずつながりますから
じっくりお読みください。
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【筆者プロフィール】
石井研二(いしい・けんじ) 61年生まれ。有限会社いなかどっとコム代表。
95年から企業ウェブ構築/リニューアル、効果分析で実績を残す。
アクセスログをエクセルで読むのが趣味。
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