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うちのホームページはどーなってるんだ!
Vol.007 発行/2002.11.07
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▼サーチエンジンとホームページ 第4回
「Googleで検索を」
筆者/石井研二
このところ、とてもたくさんの企業サイトのアクセスログ解析をしていますが、
傾向的にはますますGoogleの重要性は増し、ますます来訪者はトップページから
現れなくなっていますね。ざくっと言うとトップページ入口率は30%平均という
感じでしょうか。
社外へ出ても、何だかGoogleさんの宣伝ばかりして歩いているようで若干面はゆ
いのですが、企業の部長クラスぐらいから上の方で、この重要なサーチエンジン
をご自分で使っておられる方が少ないので、私のお話が実感できないと言われる
場合がまだまだあります。
そこで今回は、どうやってGoogleを使うか、見ていくことにしましょう。
■ ほしい情報だけに絞り込む「もう1つの言葉」
ログ解析の世界では「検索フレーズ」と「検索キーワード」という言葉を使い分
けています。キーワードというと単体の言葉。もちろん、多くの人が単体の言葉
で検索しています。複数の言葉の掛け合わせで検索が行われると、これを検索フ
レーズといってセットで扱います。
検索ソフトでは、単体でも複数でも、検索に使われた入力が「フレーズ」で、そ
れをバラして単体で数え直したのが「キーワード」ということになります。
たとえば「専門学校 新宿」がフレーズ、「専門学校」「新宿」それぞれがキーワ
ード。これを別に分析するのは、キーワードでは言葉としてどれが有力か、を見
るためで、フレーズでは組合せから来訪者のニーズを絞り込みます。
ほら、「専門学校」とだけ書いた場合、専門学校に通いたい人も、すでに専門学
校向けに何か売り込みたい人も全部含まれます。しかし、「専門学校 新宿」と
言えば、新宿の専門学校に通いたい人に絞り込まれる感じが分かるでしょう。実
際これでGoogleで検索すると、新宿校をもつ専門学校がずらりと並びます。
皆さんが検索される場合でも、もう1つの言葉を付け加えて、求める情報だけを
残す、ということをされるといいでしょう。
「隅田川 花火大会」なのか「隅田川 屋形船」なのか。1つめの言葉が大きく
切り取る言葉なら、2つ目で絞り込む感じです。
たこ焼きのお店を調べたいとき、「たこ焼き」だけでGoogleで検索すると、
151,000件もヒット! 調理法やたこ焼き好きの個人ページ、家庭用たこ焼き器
(関西人の家には1家に1台あるという...)の製造販売が山ほど出てきて、効
率良く店を見つけることができません。
そんな時、もう1つの言葉として何をつければいいですか?
1)地域名
お店なら、やはり場所で選びたいですね。「たこ焼き 恵比寿」とやってやれば、
見事に恵比寿界隈のたこ焼き屋さん情報が並びます。
2)店のホームページにしかない言葉
例えば、店のページにあって個人ページ、企業ページにないのは、「営業時間」
「定休日」などでしょう。「定休日」の替わりに「定休」とすれば、木曜定休と
いった文言を拾えます。しかし、実際に検索してみると「定休日」の方が結果ヒ
ット数が多いの不思議。
お店だったら考えやすいですが、意外に普通の会社を絞り込むというのは難しい
ものです。
検索は、検索者の経験から、何を追加すれば絞り込めるかというイマジネーショ
ンゲーム。うまくもう1つの言葉を追加して、絞り込みを掛けられたときは、
勝った! と思います。
3)助詞
これ、ズボラな人が思いつく方法です。「インド哲学」で検索すると難しそうな
サイトが並ぶといけないから、「インド哲学とは」と入力しちゃう。そうすると、
一言で説明してくれているサイトが見つかる、という、子供には教えたくない方
法ですね。ちょっと安直。でも今夜中にまとめものをしなきゃいけないとき、定
義を探すには最高の方法です。「虹の七色とは 赤」とやってやれば、検索結果
だけで知識が得られてしまいます。
この「とは」などの助詞がくっついたキーワード、もちろん多数派ではありませ
んが、1サイト解析すると、何回か必ず見られるものです。
こんな風にして来訪者は自分のニーズに正直になって、想像力を働かせ、見たい
情報だけが選り分けられるように検索するのです。
こりゃトップページが紹介されるわけないですね。
■ 検索される立場から見ると
これ、チャンスなのです。地域名などのワードで絞り込まれた検索からやってき
た来訪者は、目的がはっきりしている。そうすると、商品を見せてもイヤがりま
せん。それがほんとに欲しくて来ているわけですから。
これがつまり、ただサイトにやってくるだけではない、何か、資料請求や購入や
問い合わせ、見積依頼、といった「行動」をとる確率「コンバージョンレート」
の高い状態なのです。
「専門学校 新宿」「たこ焼き 大阪 営業時間」。来てくれそうな気がするで
はありませんか。こうした行動が伴って、やっとウェブサイトは役に立つ、効果
があると言うのです。
深い検索でサイトに来てくれた人は、行動を起こすだけではありません。サイト
上のたくさんのページを見てくれる可能性が高いのです。
今、企業サイトは1訪問平均6〜12ページぐらい閲覧されます。深い言葉で検索
してきた人は平均以上のページ数を見ている。つまり、この考え方は注文などを
必要としない、ブランディングサイトでも有効な考え方なのです。
さて、こうした言葉で検索されるサイトになっていますか?
けっこう多いのは、「営業時間」にあたる言葉が全部画像になっていて、検索さ
れようがないサイト。「専門学校」で813,000件、「たこ焼き」で151,000件
ヒットするのですから、単独ワードでトップ画面に紹介されるのは至難のワザ。
合わせ技の「検索フレーズ」でやってくる人は、単語のキーワードよりぐっと少
ないですが、効果を高めるには必要なターゲット。
「たこ焼き」単独の人を倍増させるより、「たこ焼き 大阪」の人を全部連れて
くるつもりで、サイトを増強してください。
となれば、今「たこ焼き 大阪」で検索して、上位に出てくるサイトがライバル
なのです。
■ 「サイト検索」で一気に入り込もう
そのサイトを何度も訪れている、便利だと思っている、という場合、ありますね。
同じページに通う場合なら「お気に入り」に登録すればいいのですが、そのサイ
トが便利で、いろんなページへ行きたい、というとき。
で、そういうサイトはたいていの場合、いろんな情報が載っていて、トップペー
ジに行ってしまうと探すのがたいへんだったりします。電話会社のサイトとか、
保険会社のサイトとか、やたら情報が多くて探しようがない、といった場合。
そんな時に便利なのが、サイト検索。
「たこ焼き 味の秘密 site:www.takoyakidaisuki.co.jp」といった形で入力
します(このサイトは現時点では実在しませんのであしからず)。そうすると、
そのサイトの、キーワード該当ページがずらりと現れます。
さて、この検索、便利なだけではありません。
自分のサイトで一度やってみてください。何かキーワードを入れて、「site:」
に続けて自社のドメインをwww始まりで入力。最後の「/」とか「/inedx.html」は
要りません。
何件と出ましたか? どんなページがリストされていますか?
この件数が少ないと、「このキーワードをサイト全体で主張していないサイト」
と思われて、Googleでそのキーワードで上位表示されることは難しいと言われて
います。
うちのサイトで「動線 site:www.quickvalue.net」とすると、46件出てきま
した。これがもし3ページだったら、あまり「動線」について情報が豊富じゃない
感じがしますね。そこで、Googleは「動線」で検索した人にこれを上位で紹介し
ない。なかなかいい判断基準だと思います。
ヒアリングすると「このキーワードでいきたい」とおっしゃる企業さんから帰っ
てきて、サイト検索してみると1ページもひっかからない、なんて笑えないこと
がけっこうあります。企業さんが思っているキーワードが、Googleのロボットに
うまく読まれていない、というすれ違いが起こっているのです。
まず、何ページかでもそのキーワードで登録されているページがなければどうし
ようもありません。
また、リストされたページの顔触れも問題です。期待しているページがそのキー
ワードでリストされているでしょうか。それも、上位に。
このあたりをやってみると、どんなにがんばってもあるキーワードで検索され得
ない現状が浮かび上がります。ここにどんな手を入れればいいか? それが次回
の話題です。
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サーチエンジンからやってくる人の気持ちを分かるには、
自らキーワードを選んで、検索してみること。それでいいページが
紹介されたという満足感を得てみること。ここから始まります。
自社にどんな検索をする人が来ればいいのか。
それを迎えるのに、今の入り口ページで十分なのか。
サイトの効果を高めるリニューアルが少し見えてきました。
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【筆者プロフィール】
石井研二(いしい・けんじ) 61年生まれ。有限会社いなかどっとコム代表。
95年から企業ウェブ構築/リニューアル、効果分析で実績を残す。
アクセスログをエクセルで読むのが趣味。
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