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うちのホームページはどうなっているんだ!

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うちのホームページはどーなってるんだ!

Vol.018                       発行/2003.04.10
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▼ 困った「入り口ページ」たち 第5回
  「用語集、Q&A、そしてレシピページ」
                             筆者/石井研二

さて、いよいよ入り口ページシリーズの大詰め、今回は用語集、Q&A、レシピペ
ージを中心に、今「入り口」になりやすいコンテンツと制作の心構えについて書
いていきます。


■ 入り口の条件

つまり、どんなページがサーチエンジンで上位表示されやすいか? ということ
は、どんなページが入り口になりやすいか、ということなんです。

ここが皆さん、まだピンときておられないようです。SEOが流行って、サーチエン
ジン上位表示、という概念は定着してきました。ところが、サーチエンジンではサ
イト運営側が意図している以外のページがどんどんインデクスされ、紹介されてい
るということが、ピンとこられないんですね。

つまり、100ページあるサイトなら、80ページはサーチエンジンで紹介され、入り
口になっているわけです。これを何度言っても、「まあしかしそれは月に数回程度
で、ほとんどはトップページなわけでしょう?」とか、「大企業さんならそうかも
しれないけど、うちみたいな会社は違うでしょう」とか...。

そんなことはないのですね。検索をしている人は、その結果、大企業のサイトが出
てくるとか個人サイトはどうだとか、そんなことは意識していないわけです。自分
の見たい情報をリクエストしたんだから、紹介された中から魅力的なものを選ぶ、
だけなのです。

紹介されるための主な条件は、次のようなものです。これはいわゆるSEOに必要な
考え方と言われるものの一部ですが、

1)ページタイトルが適切にキーワードを含んでいる
2)見出しや本文がテキストで作成されている
3)テキストの一部が太字や見出しタグで囲まれている
4)そのキーワードでインデクスされているページ数が多い
5)そのキーワードでサイト内部・外部からリンクがたくさんはられている

こうしたサイト、ページを「そのキーワードについての情報が詳しく掲載されてお
り、多くの人から支持されているサイトで、うちのサーチエンジンの利用者に紹介
すれば満足してもらえるだろう」という判断をするわけですね。


リンクについてよく例に挙げられるのは「18歳未満」というヤツです。Googleへ
行って、この言葉で検索してみてください。1位がYahooトップで2位がGoogle自
身のトップになっていますね。

Yahooのトップにも、シンプルなGoogleのトップにも、こんな文言は出てこないわ
けです。では、どうしてこれがトップに紹介されるのでしょう?

それは、世にあまたある「18歳未満お断り」のサイトで、必ず行われるトップペー
ジのレトリック「18歳未満の方はこのボタンをクリックして退場してください」と
いうヤツのためです。どういうわけか昔から、「18歳未満お断りサイト」をやって
いる人は、このボタンのリンク先として勝手にYahoo!のトップを指定する習わしが
あるのです。今はGoogleが指定されることも増えているのでしょう。

そういう状況をGoogleのクローラーは読み取り、蓄積していきます。つまり、サー
チエンジンはそういうリンクを収集して、「ははん、『18歳未満』と言えばYahoo
のトップなんだな」と判断しているわけです。

これを私は「代名詞リンク」と呼んでいます。実際、Yahoo!のように代名詞的存在
になるのはものすごいことです。

あなたのサイトで椅子を売っているとして、どこかのサイトで「面白い椅子のペー
ジを見つけたよ」なんてリンクをはってくれていたら、これは「代名詞」への一歩
なのです。
この場合、「ページ」というとこだけリンクになっていては困ります。ちゃんと
「椅子のページ」をリンクテキストにしてくれていたら、サーチエンジンのクロー
ラーは、「なるほどこのリンク先は椅子のサイトなんだな、しかもこの人はこのサ
イトを支持しているんだな」と代名詞扱いをしてくれるわけですね。


こうした条件を満たすページが上位に紹介されるわけです。

そうすると、今回ご案内する「用語集」なんていうコンテンツは、今言ったうちの
(1)(2)(3)の3つの条件を満たしていたりするわけです。非常にサーチエ
ンジンの入り口となりやすいコーナーと言えます。

入り口になりやすいコンテンツとしては、他にも「Q&A」「ニュースリリース」
「マニュアル」「掲示板」「リンク集」なんていうものがあります。こういうペー
ジは、深い内容が書かれていたりしますから、キーワードの宝庫となっていたりす
るわけです。


■ キーワードの宝庫とは... 誰の「宝」か?

ここで皆が勘違いするのは、「キーワードの宝庫」とは、自分にとってうれしいキ
ーワードの宝庫、と思ってしまうのです。実際には、「まさかそんな言葉で検索さ
れて人が来るとは思っていないようなキーワードの宝庫」なのです。

例えば、「腰痛を癒す椅子の効果とは?」というQ&Aのページがあるとしますね。
腰痛とか椅子という言葉がキーワードになると思うかもしれません。もちろんこれ
らはキーワードになりやすいものです。

しかし、実際にはその説明文の中の椅子の素材についての「プラスティック」なん
て言葉が検索されていたりします。

まさかそんな言葉で、しかもよりによってこのページが...。制作会社のミスでも
何でもありません。作成時には誰もまさかそんなページがそんなキーワードで月に
500人とか1000人の人を連れてきているとは予想できるはずもありません。

キーワードの宝庫とは、検索利用者にとっての「宝庫」なのです。


■ これらが「困った入り口ページ」になるのはなぜ?

ページを作った目的と違うニーズで検索されて、たくさんの人がそこを入り口とし
て訪れている場合、不十分な内容になっていることが多く、たくさんの人がそのペ
ージを見た途端に「あ、こりゃ違った」とブラウザの戻るボタンをクリックして、
サーチエンジンの検索結果に戻り、他のサイトへ行ってしまうのです。

不十分とは何でしょう? これまで書いてきたことのおさらいになりますが、

1)話の「流れ」の途中ページだったりする。

例えば、あるトビラページの下に5つのページがあるとしますね。NEXTボタンを
押していくと順番に見ていけるといった構成になっています。その3番目のページ
がサーチエンジンに紹介されたとしたら? 作る方は順番に読んでくれるものだと
思っていますから、3ページ目をいきなり読んだ人には話が見えなくなっているわ
けです。

このケースでは5割は帰ると思ってください。


2)自己紹介が足りない。

記事内容は十分面白いとしても、いったいこれは信ぴょう性があるものなのか? 
いったいこのページは誰が作ってるんだ? そう思いたくなることありませんか?
Q&Aのアンサーページや用語集などでは、作る方が「このページは入り口になるだ
ろう」とは思っていない場合が多く、特にフレームや別窓表示などにしている場合
には、社名ロゴも著作権表示も何も書いていない場合が多いのです。

ヘタをすると、ニュースリリースのページでも社名が全く書かれていないようなも
のがあります。ヘタをすると、というより、びっくりするぐらい多いケースです。

来訪者の側も不安になって、多くが帰ってしまいます。このケースでは少なくて3
割が帰る、という感じでしょうか。


3)どこへも行けない「ボタンなし」ページになっている。

これもびっくりするほど多いですね。「どうして他のページに進んでくれないんだ
ろう」って当り前ですね。移動するためのボタンがひとつもないんだから。

別窓やフレームのページに多い例です。また、古いページのリンクを切って、本人
は外したつもりなんだけどサーバ上にはデータが残っていたりすると、サーチエン
ジンはいつまでたっても紹介し続けていたりして、リンクなしページに1000人来
てる、というのはよくあることです。

こうやって書いていると、「まさかそんな。極端な例でしょう?」とか、「よっぽ
どヘタな制作会社ですね」なんて皆さん笑うのだけれど、これはごくごく普通に起
こっていることです。

当然ですが、この場合には8割から10割が直帰します。


4)古い情報が載っている。

これは非常に笑えないお話です。古いバージョンの商品のニュースリリースのペー
ジがいつまでも上位に紹介されている。ほんとはそれから2世代ぐらい進んだ商品
を売っているのに、新しいニュースも載せているのに、いつまでたっても古いリリ
ースがたくさんの人に見られている。IRでも古い業績が「最初に見られるページ」
になっていたり。

サーチエンジンが営業妨害に近い存在になってしまっています。

サーチエンジンにもちろん悪意はないし、そのページがサイトに載っていることも
事実で、サイト側で何とかしなさいってことになるわけですが、これは困ります。

この場合には、直帰率よりも、直帰されて古い情報だけが印象に残ってしまったら
致命的です。


この場合には、最初から「発行日:2002年10月1日」といった表記を目立つよう
に書いておいたり、「情報有効期限:2003年3月31日」といった文言を添えるの
も効果的です。

もっと大切なのは、「この商品の最新情報はこちらから」といった表記で、商品紹
介ページにリンクをはっておくことです。

どういうわけか、ニュースリリースのページに製品サイトへのリンクがないのが多
いです。ちょっと多すぎます。発行したままの紙のリリースをそのままサイトに上
げては非常に不利です。ちゃんと関連ページやトップページにリンクをつけておき
ましょう。

事情は分かります。「デザインの重要なページは制作会社に出しているが、ニュー
スリリースなんかは社内で増やしているので、リンクとかが設定するのが得意では
ない」ということが多いですから。

しかし、トップページや商品紹介のトビラページなどは、いつもURLが変わるわけ
ではないでしょう。ちゃんとリンクをはったページを元のHTMLファイルにして、
ファイルをコピーし、見出しや本文だけ手元のワードからコピーペーストすれば良
いのです。


5)リンクが不親切。

先のは「リンクがない」場合でしたが、ここで言う「リンクが不親切」というのは
実は最も切実で、最もポピュラーな問題です。

これについては説明が長くなるので(もう十分長いですが)、次回に項を改めたい
と思います。

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困った入り口ページはたくさんあります。
が、そのページが悪いわけではないのです。
ましてそのページの制作会社のせいではありません。

作っている時にはまさかそんなキーワードでそんなにたくさんの人が
そのページを入り口として訪れるとは想像もつかなかったのです。

しかも、そのページは、現在は実を結んではいないけれども
それだけたくさんの来訪者を連れてきてくれているし、
それだけチャンスを作ってくれているわけです。

チャンスを生かすことを考えましょう。

次回は、そのチャンスの生かし方まで踏み込みます。
上で書いた「(5)リンクが不親切」の説明が、まずはチャンスを生かす
ことにつながっていきます。


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【筆者プロフィール】
石井研二(いしい・けんじ) 61年生まれ。有限会社いなかどっとコム代表。
95年から企業ウェブ構築/リニューアル、効果分析で実績を残す。
新製品『ライバルキーワード分析 クロールキャスト』では
正しいSEOのためのプロセスを提供している。
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