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うちのホームページはどうなっているんだ!

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うちのホームページはどーなってるんだ!

Vol.023                       発行/2003.08.22
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▼ プログラム支援とSEO(2)
                             筆者/石井研二

間が空いてしまいましたが、シリーズ第2回です。

前回は500ぐらいのキーワードでサイト全体をしっかりバランスをとらないと
いけない、というお話をしました。昨年話題になったSEOというのはどうも3
つぐらいのキーワードでサーチエンジンの上位に表示されるようにしましょう、
というシンプルなお話で、それでは企業が考える全ターゲットに対して、検索ス
トリームを獲得することはできません。

つまり、検索エンジン対策とは、単にサーチエンジン上位表示というテクニック
的な問題ではないということです。それでは、企業の戦略全体をカバーできませ
ん。来訪者は増えるかもしれないが、成功に結びつくとは言えません。

大切なことは、

  「ターゲット顧客」→「ターゲットページ」

見てほしい相手を、見てほしいページに導く、という基本構造をしっかり持つ、
ということです。


■ ターゲット顧客を細かく定めること

これまで、企業ホームページに「ターゲット顧客」という考えがあまりにもぼん
やりしていました。あなたのホームページでは、いかがですか? 何通りぐらい
のターゲット顧客がありますか? まずはこれを細かく設定してください。

  30代後半の、子供が小学校に上がって少し手が離れた女性で
  再び仕事をしたいと思っている人

  オフィスワークで椅子に座りっぱなしで腰痛に悩んでいる女性

いろいろありますね。商品ごと、商品の価格帯ごとに違うターゲットがあるかも
しれません。普段のビジネスでは普通に考えているターゲットを、ウェブではな
ぜか忘れていませんか?


■ ターゲットページを顧客に対応して定めること

次にそれぞれのターゲット顧客に、見てほしいページはそれぞれどのページか、
ということを定めます。これが「ターゲットページ」です。ターゲット顧客に対
応するターゲットページがあるということ。これがウェブが成功するための基本
構造です。

もう一度書きましょう。大切なことは、

  「ターゲット顧客」→「ターゲットページ」

という基本動線を考えることです。この動線はターゲットの数だけあります。ど
うでしょう。10本ぐらいの動線が描けましたか?

このターゲット顧客とターゲットページは多対1の対応関係でも構いません。複
数のターゲット顧客を最終的に同じページに導く、ということも良いわけです。


■ ターゲット顧客とターゲットページをつなぐこと

さて、そのターゲット顧客をいかにしてターゲットページに導くか、ということ
です。その間をつなぐのが、情報なわけですね。

  「ターゲット顧客」→「探している情報」→「ターゲットページ」

この、ターゲット顧客が何を探しているか、というのがキーワードに託されるわ
けです。

  「ターゲット顧客」→「探している情報」→「キーワード」
  →「サーチエンジンが紹介する『入口ページ』」→「ターゲットページ」

これが、ウェブサイトが効果を上げるための動線の構造です。

顧客が探している情報は、ターゲット顧客の数×10ぐらいあるとしましょう。
ターゲット顧客数が10ならそれで100情報ということになります。この
100情報をどれだけのキーワードに託すか。それぞれの情報分野に5つずつ
キーワードを抽出することができるなら、10×10×5で500キーワード
ということになります。

500のキーワードに即して、それぞれ最適な入口ページが必要です。これも
必ずしも1対1の関係ではありません。1つのページは、2つか3つのキーワ
ードで紹介されるものです。

ここで動線を描くなら

  10種類のターゲット顧客が
  10種類ぐらいの情報を探している。
  その情報分野ごとに5つずつのキーワードがある。
  合計500のキーワードで紹介されるページが
  300ページぐらいある。
  その300ページから、10ぐらいのターゲットページへ
  顧客ニーズに合わせたリンクボタンが導く。

こういうことになります。

こうして考えていくと、3つのキーワードでサーチエンジンの上位に表示された
ぐらいではとても全体の戦略を描くことができないのは歴然としていますね。


■ 300の入口ページをコントロールする

さて、このプロセスの中で一番難しいのが、300の入口ページを作ることでし
ょう。しかし、理屈は分かりますよね? 500のキーワードがある。どんなペ
ージが用意できればそれぞれのキーワードで情報を探している人を満足させられ
るか。
「良いページを見つけた!」と思わせられるか。

いったん商品を忘れて、それぞれのキーワードに正直に向き合ってください。そ
れぞれのキーワードを主役、準主役にしたコンテンツを考えます。

キーワードは数個ずつグループになるはずです。そこにコンテンツの軸線があり
ます。

コンテンツには「サイトテーマ」「コーナーテーマ」「ページテーマ」がありま
す。サイト全体に共通するテーマがサイトテーマ。あるひとまとまりのコンテン
ツについて共通するものがコーナーテーマ。そして、各ページの主役となるのが
ページテーマです。

キーワードは、あるコーナーに共通するものもあれば、そのページの主役となる
ものもあるでしょう。別のページでは脇役かもしれません。

例えば「広島に学校を持っている調理専門学校」のサイトだとしましょう。する
と、当然「広島で調理専門学校を探している人」は1つのターゲット顧客です。

ところが、本部が東京にある専門学校で、広島校があっても、たいていは本部発
信の情報ばかりで、「校舎一覧」みたいなページでしか「広島」に触れていない、
ということが多いものです。

これは多くの企業に同様のことがあります。せっかく広島にショウルームを持っ
ているのに、それをターゲット顧客をとしてとらえていない。「ショップ案内」
みたいなコーナーで、やっと一覧表の中に「広島」という文言が出てくるだけ、
ということがあります。

しかし実際には「広島 調理 学校」なんて検索を行う人こそ、あなたが求めて
いる顧客なのです。「家具 ショウルーム 広島」かもしれません。

この真摯な、絞り込まれた検索ニーズに対して、応えるページを持っています
か?「広島」がページテーマ、「ショウルーム」がコーナーテーマ、「家具」が
サイトテーマということになるかもしれません。


■ 営業の最前線を細かくイメージする

ターゲット顧客から出発するとき、こうしたターゲットの切り口を見落とすこと
が多いのは、ウェブマスターが営業の最前線にいないためです。

あなたの会社の営業マン全員を考えてください。広島で頑張っている営業マンを
思い浮かべてください。彼が抱えているターゲット顧客のことを忘れないでくだ
さい。


■ どうやって300の入口ページをコントロールするか?

まだあわてないでください。「そんな、300ページも作ってられない」「予算
がない」「手が回らない」...結論を出すのはまだ早いでしょう。

あきらめる前に、300の入口ページを論理的に描きましょう。

エクセルを開いて、最初の列にターゲット顧客を書く。次の列からそれぞれのキ
ーワードを書きましょう。3列か4列を使って、サイトテーマ、コーナーテー
マ、ページテーマ2つぐらいといった形で書き込めば、おのずとそれがどんなペ
ージであれば検索者を満足させられるかが分かるでしょう。

そこで、次の列にそのページ内容を記入します。その次の列に、入口ページから
誘導したいターゲットページ、本当に見せたい情報内容を描きます。

このターゲット顧客がこのキーワードでこのページに訪れた。その人に何と声を
かければ次のページへのボタンをクリックしてくれるか。

次の列に、声をかける言葉を書きましょう。これが入口ページに設置すべきリン
クボタンの文言となります。

ここが日本語の技です。じっくり考えてください。うまく相手のニーズをとらえ
ながら、自分の見せたい情報へ誘導する。店舗で接客している店員さんなら誰だ
ってやっていることです。あなたに想像できないはずはありません。うまくお声
がけする日本語を考えてください。

  「この問題を解決する、こんな商品があります」

というのが、このリンクボタンの基本構造です。これを、来訪者のニーズに沿っ
た言葉にアレンジして読ませる。来訪者は自分の関心に添っているので、嫌がら
ずにクリックする。そんな構造です。

まだ商品を見せるのに距離感があるなら、もう1ページ、深い情報ページへ異動
させても良いでしょう。大切なのは、そのターゲット顧客が見たいと思うページ
をお勧めすることです。

さて、リストはできましたか?

この作業、私は今手短に書いてきましたが、何ヶ月かかけて考えれば良いでしょ
う。このリストができれば、成功に向けて何をすれば良いか、明らかになってき
ます。

問題は300ページにも上る入口ページを、サーチエンジンが上位に表示するよ
うに作成することです。これはプロのウェブクリエイターでも難しいことのよう
に見えます。

そこを、プログラムの支援を受けながら行う現実的な方法を次から考えていくこ
とにしましょう。


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【筆者プロフィール】
石井研二(いしい・けんじ) 61年生まれ。有限会社いなかどっとコム代表。
95年から企業ウェブ構築/リニューアル、効果分析で実績を残す。
新製品『ライバルキーワード分析 クロールキャスト』では
正しいSEOのためのプロセスを提供している。
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